俺の後ろに立つな

パノプティコン」という人間管理方法はとてもおもしろいと思いました。少ない人数で多くの人間をこんなにも簡単に管理ができるというのが!とくに、試験が前で監視するのではなく、後に立って監視するというのはたしかに自分が見られているのがわからないからしっかりやらなければ、という気持ちになります。小さい頃からずっと後ろに立たれるのが苦手だったのですが、やっとその理由が今日分かった気がしました(私のフーコー論の授業を聞いた女子学生のレポートより)。


*そういえば、『ゴルゴ13』の主人公は、「俺の後ろに立つな」と警告します。国家という「暴力独占体」(ウェーバー)を頼りにすることができない真のアナーキストは、ミクロ権力も拒絶するのかもしれません。