認知行動療法の健康保険適用の拡大

   日本の厚生労働省は、多くの大学で研究班を組織して認知行動療法の研究が進められ、その成果を踏まえて、2010年よりうつ病(うつ病等の気分障害)に対して認知行動療法は一定の要件を満たせば保険診療で治療を受けることができるようになりました。2016年にはパニック症(パニック障害)、社交不安症(社交不安障害)、強迫症(強迫性障害)、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に保険適用の対象がひろがり、2018年には神経性過食症が加わりました。
 
新自由主義的自己規律の日本社会への浸透が広がっている、と見ることもできます。