2016-11-23 お酒と覚醒剤 宗教 心理療法 精神医療 西原 「ある日、その人にだけ、お酒が覚醒剤になってしまう病気です」と私はよく言っていますね。これが一番分かりやすい説明だと思う。普通に飲んでいた液体がある時点から急に覚醒剤になっちゃったら、もう本人のせいなんていえないですよ。途中で気づけとか、意志の問題ってみんな言うんですけど、そんなの無理。たとえば、がん患者に向かって、がんになる前に気づけとか、意志の力で治せって、無理な話でしょう(西原・吾妻『実録!アルコール白書』徳間書店、2013年、p99)。 *分かりやすい説明です。