境界例の治療と宗教

3.不安定な自己イメージへの対処法
 4. 健全なグループ活動、たとえば支援者のグループや、教会や寺院などで開かれているようなグループに参加しましょう。/5.自分より恵まれていない人たちの役に立つボランティアをしましょう。/6.何か団体活動に参加しましょう。/8.生活指導を受けましょう。生活指導は、本当のあなた自身を理解し、可能性を存分に発揮するという目標に向かってあなたを支援してくれます。/ 9.人助けになることをしてみましょう。
4.衝動性への対処法
 3.健全な考え方を持った友人を見つけ、そうした人たちと共により多くの時間を過ごすようにしましょう。/6.瞑想を学び実践しましょう。/7.ヨガのクラスに参加しましょう。
/8.ダンス・クラスに参加したり、治療目的のダンス・セラピーを受けましょう。/ 9.とことんまで正直になれる人と話し合いましょう。
5.自殺行動への対処法
 6.自分がとことん正直になれる人たちのグループ、また匿名で助けを求められるグループなど、あなたを支援してもらうシステムを作っておきましょう。
6. 感情の不安定さへの対処法
 3.リラックス法、呼吸法を学びましょう。/7.自分にも、他人にも優しくし、思いやりを持ちましょう。/ 18. お祈りをしましょう。
7.慢性的な空虚感への対処法
 4.あなたが話しやすい人で、健康に過ごしていて、助けになってくれそうな人たちに連絡してみましょう。/7.苦しみというものの役割、価値などについて宗教的な見方から幅広く学んでみましょう。
8.不適切な怒りへの対処法
 11. もし選ぶことができるならば、なるべく自分を受け入れてくれる穏やかな人たちと一緒にいるようにしましょう。
(タミ・グリーン『自分でできる境界性パーソナリティ障害の治療ーDSMー4に沿った生活の知恵ー』誠信書房、2012年、第一部より)。


*理解のある教団宗教であれば、境界例治療に貢献できることは多いと思います。「人助けたら我が身助かる」(天理教