理研・笹井氏の自殺について

 理研笹井芳樹氏が自殺したそうです。死者を鞭打つ気はありませんが、社会学デュルケームの『自殺論』の類型に当てはめれば、1.自己本位的自殺(遺された家族のことはあまり考えていない)、にして、2.アノミー的自殺(ノーベル賞に手が届きそうな超エリ−ト研究者だった)です。「失望の大きさは、目標達成までの距離に反比例する」(デュルケーム)。「男らしさの病」という側面もあると思います。