サリヴァンの「親友」

 アメリカの精神科医、H・S・サリヴァン(1892-1949)の伝記的研究者は、サリヴァンが重視した「前思春期における同性同年輩者関係の友情」に関して、サリヴァン自身の親友(chum)を男子と仮定して探しています。しかし私は、「女々しい」ゲイだったサリヴァンの「親友」は、「おてんばな女子」だったのではないか、と推測しています。