人間関係と「ゆとり」

 とにかく対立意見のあるときに乱数が発生しない、つまりデタラメに数を言うだけのゆとりがなくなるのだそうです。自然の猛威よりも対人関係のもつれのほうがゆとりをなくさせるのですね。これを発表した人が、「乱数発生ってこうするんです」と言いながら、その場ではうまくできなかった。大家の前で発表するというワークショップですから、ゆとりがなかったんでしょうな(中井久夫『こんなとき私はどうしてきたか』医学書院、2007年、p29)。


*面白い着眼点です。