ジェームズ・ディーンと性的虐待

 精神科医岡田尊司さんは、俳優のジェームズ・ディーンの場合を「危険なスリルを求める」ことを特徴とする「反社会性の傾向に境界性パーソナリティ障害が合併したケース」に分類しています(岡田尊司境界性パーソナリティ障害幻冬舎新書、2009年、pp.161-164)。しかし、彼が子どものころに受けた性的虐待との関係も考慮する必要があるでしょう。「複雑性心的外傷後ストレス障害」や「無意識の自殺願望」が疑われます。


http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20110326026720 より転載
J・ディーンは子供のころに性的虐待を受けていた=E・テーラーが死後に秘話


【ロサンゼルス25日AFP=時事】23日に死去した女優のエリザベス・テーラーさんが、「理由なき反抗」などで知られる俳優の故ジェームズ・ディーンさんから少年期に性的虐待を受けていたと打ち明けられていたことが25日、明らかになった。
 テーラーさんとの生前のインタビューを掲載したのはネットニュースサイトのデーリー・ビースト。それによると、テーラーさんは14年前のインタビューでこのことを話していたが、自分が死ぬまで公にしないようにとの条件をつけていたという。
 テーラーさんはインタビューで、「今から話すことは私が死ぬまでオフレコにしてくれる?ジミー(ディーン)が11歳のとき、母親は既に亡くなっていて(面倒をみていた)牧師がジミーに性的な虐待を加え始めたの。そのことが彼に生涯つきまとっていたと思うわ。実際そうだったのを知っている」などと語っている。
 テーラーさんはまた、「(共演した映画の)『ジャイアンツ』の撮影の際に、私たちはよく夜遅くまで話し込んだ。これはその時に彼が私に明かしたことの一つよ」と話している。
 ディーンさんは1955年に自動車事故で24歳の若さで死去した。テーラーさんは23日に死去し、24日にロサンゼルス近郊の墓地に埋葬された。 〔AFP=時事〕(2011/03/26-10:06)