東大理三・お受験ママ

 前出の瀧波氏(熊田註;マンガ家の瀧波ユカリ氏)が話す。
「東大理三に入って、一番嬉しかったのは本人より佐藤ママでは。なぜならこれは、佐藤ママの自己実現の物語だから。夢を叶えたのは子どもではなく、母親の方なのです。子育てを自己実現の手段にしていいのか、子を持つ人達は本を読んで真似する前に、よく考えた方が良いと思います」(「「恋愛はムダ」で息子3人(灘→東大理三)お受験ママが語る「炎上なんか怖くない」」『週刊文春』2015年10月1日号、p141)


*昔、私のゼミの女子学生が、「灘→東大理三」の男子と付き合って、男子の母親に交際を反対され、男子にデートDVされたあげく別れた話を思い出しました。こんな「お受験ママ」の話を記事にする『週刊朝日』(2015年9月17日号らしい)にも、「なにをかいわんや」です。