第2子誕生は夫次第?

http://digital.asahi.com/articles/TKY201303210389.html より転載
第2子誕生は夫次第? 厚労省、育児の分担状況を調査


 1人目の子どもについて夫が前向きに育児参加している夫婦ほど第2子が生まれやすい。そんな傾向が厚生労働省の調査で裏づけられた。2001年生まれの子どもの親を追跡する「21世紀出生児縦断調査」の10年分のデータを分析した結果が21日、公表された。
 対象は約1万8千組の親子。「食事の世話をする」「おむつを取り換える」など、夫の育児の分担状況を点数化し、第2子の生まれやすさとの関わりを調べた。
 その結果、夫の育児参加が「少ない」人より「ふつう」の人のほうが、第2子が生まれる確率が27%高くなった。「やや少ない」人でも、「少ない」と比べれば20%高くなった。
 また妻の育児の負担感が大きいほど、第2子が生まれにくい傾向もみられた。負担感が「ない」と答えた人と比べ「かなりある」と答えた人は、第2子が生まれる確率が25%低かった。
 これとは別に、02年に20〜34歳だった人を追跡する「21世紀成年者縦断調査」によると、結婚当初に妻が希望していた子どもの数を実現した割合は7割にとどまった。希望がかなわない理由を分析すると、妻の第1子出産年齢が高い▽平日日中の保育者が妻のみ――などの要因と関係がみられた。