性犯罪被害者 女性7割相談せず

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2045761&media_id=4 より転載
性犯罪被害、7割相談せず=「恥ずかしい」「思い出したくない」―白書


 政府は12日、2012年版「犯罪被害者白書」を閣議決定した。性犯罪被害を受けた女性の約7割が「誰にも相談していない」との調査結果を掲載。産婦人科医やカウンセラー、被害者団体などの支援を受けず、心の傷を一人で抱え込む例が多い実態を明らかにした。
 調査は昨年11月から12月、全国の男女5000人に実施。有効回答率は65.9%(女性1751人、男性1542人)だった。
 女性の7.7%(134人)が「無理やり性交された経験がある」と回答。このうち、67.9%(91人)は誰にも相談していなかった。
 理由(複数回答)は、「恥ずかしくて誰にもいえなかった」が46.2%で最多。次いで「思い出したくなかった」(22.0%)、「自分が我慢すればこのままやっていける」(20.9%)と続き、性犯罪被害を相談しにくい環境が浮き彫りになった。
 一方で、相談したと答えた38人のうち、30人が「(打ち明けて)良かった」と回答。相談先(複数回答)は「友人・知人」(18.7%)、「家族・親戚」(9.7%)など身近な相手が目立ち、警察や公的機関、民間団体や医療関係者への相談はいずれも4%以下にとどまった。
 白書は「多くの被害が潜在化している」と指摘。治療やカウンセリングを1カ所で受けられるワンストップセンターなど、支援施設の整備や人材育成を進め、相談しやすい環境の構築が課題だとしている。 


木嶋佳苗被告の顔が浮かびます。性的暴力被害者「男性」の場合、「相談せず」の比率はさらに高いでしょう。