デートDV防止カード

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&id=1234819 より転載(『読売新聞』6月7日号)
デートDVやめて!栃木のNPOがカード作成


 交際相手が暴力をふるう「デートDVドメスティック・バイオレンス)」を防止しようと、NPO法人「ウイメンズハウスとちぎ」(中村明美代表)は、「デートDV防止カード」を作成した。
 デートDVは若者に多いといい、栃木県内の学校や行政機関などで配布する。
 デートDVは、特に10歳代を中心とした若者同士の恋人間で広がっている。殴るけるといった身体的暴力だけでなく、携帯電話の受信メールを無断でチェックするなど、行動の監視や束縛もDVにあたる。ただ、被害者が「こうした束縛は愛情から来るもの」と思いこむ傾向があり、被害の自覚がないまま結婚したり、DVがエスカレートしたりする場合がある。
 カードは携帯しやすい名刺サイズ。表面には「言うとおりにしないと暴力的になる」「携帯のメールを勝手に見る」「『別れるなら死ぬ』と脅す」「自由な行動を許さない」など、DVの具体的な例を5つ紹介。裏面には同法人や県婦人相談所などの相談先も掲載した。
 中村代表は「女子トイレなどに置いてもらい、若い女性たちにデートDVの知識を広めたい」と話している。問い合わせはウイメンズハウスとちぎ(028・621・9993)。