対米従属が草食系男子を生む?

サンデー毎日』3月14日号より

(前略)欲がなく、“プチハピネス”に甘んじている。非常に礼儀正しいいい子。腰パンでだらしないファッションをしているけれども、話しかけると敬語で答えたりする。ガッツがない。オリンピックで韓国や中国に負けるのは当然でしょう。草食系男子が増えたのも、対米従属を続けてきたことと関わりがあるのではないでしょうか。対米従属とは、所与のものを受け入れ現状を追認すること。若い人たちが現状に甘んじて、新しい生き方を追求しようとしない。そんな現状を変えるためにも、日本人は米国の影響から脱し、もう一度自立するために必要なことを考えるべき時に来ていると思います(島田雅彦、同上、p149)。


*さすが、私(1962年生まれ)と同世代(1961年生まれ)でも、大学在学中に芥川賞候補になるだけあって、島田雅彦氏は「団塊オヤジ受け」する言動が上手ですね(イヤミです、念のため)。