安倍総理の憲法論

 安倍 憲法の議論でよく言われるのは、憲法というのは国の権力を縛るものだという考え方です。しかし、これはある意味古色蒼然とした考え方であって、専制主義的な王制があった時代では、憲法は確かに権力者に対して権力の行使を縛るものでした。そのなかで国民投票によって国のかたち、国の理想を込めて憲法を作っていくことが否定されるのはおかしいのではないでしょうか(安倍晋三百田尚樹『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』WAC、2013年、p44)。


*私は、この程度の憲法観の持主を結果的に首相にしてしまったことを恥ずかしく思います。