「半沢直樹」なぜ一人勝ち?

http://digital.asahi.com/articles/TKY201309280143.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201309280143 より引用
半沢直樹」なぜ一人勝ち? あの「踊る」社長も感服


 テレビ朝日早河洋社長は26日の定例会見で、近年のヒット作「ドクターX」や「家政婦のミタ」にも通ずる特徴として「際だった熱を持った主人公が、既成の組織や体制に挑み、そのカタルシスに視聴者が拍手する」という構図に注目。フジテレビの亀山千広社長は27日の定例会見で「(民放から)時代劇がなくなった時代に、ちょんまげを結っていない気持ちいい勧善懲悪の時代劇。みえを切るシーンがあり、立ち回りまである。町娘風な半沢の妻も存在する。見事としかいいようがない」と述べた。
 企業ドラマとしての新しさを感じるのは日本大の中町綾子教授(テレビドラマ表現分析)。これまでは漠然と組織や社会の闇が悪として描かれてきたが、「半沢」では立ち向かうべき相手が明確に示された。「閉塞(へいそく)感に覆われた現状を打破するため、一人一人の責任こそが問われるべきだというメッセージをしたたかに内包した。時代と巧みに共振していると思う」