2012-03-09 ひきこもりと精神科医 精神医療 ひきこもりに関してのご質問でしたら、先程も言ったように、たいていの医師は私も含めて元「田舎の秀才」です。彼らは人生において大した苦労をしていませんから、ひきこもりの心理を実感できにくい。ひきこもりを肯定してしまうと、それまでの自分の人生を否定されたかのように、感じてしまいがちなのです。そのことを知っておくと、精神科医に対する過剰な期待はなくなるでしょう(高岡健『不登校・ひきこもりを生きる』青灯社、2011年、p208)。