パーソナリティ障害

 反社会性にしても依存性や回避性のパーソナリティ障害にしても、一見正反対の特徴を有しているように見えるが、全てのタイプのパーソナリティ障害には共通しているところがあり、その共通部分を知ることは、健全なパーソナリティと不健全なパーソナリティを見極めるポイントになる。


1.極度の傷つきやすさ
2.自分に強いこだわりを持っていること
3.人を信じること、愛すことの障害
4.社会性の著しい欠如


 この4つが揃っていればパーソナリティ障害を疑ってまず間違いない、と岡田尊司さんは述べています(岡田尊司『パーソナリティ障害ーいかに接し、どう克服するかー』PHP新書、2004年)。