目標とする研究スタイル

(前略)ジェイムズの心理学は自己の体験から出発している。精神的危機をも経験し、神秘体験もあったジェイムズの精神医学は「私はこういう連中とは違うぞ」という精神医学ではなく「ひょっとしたら私もなったかもしれない」という精神医学である。そこから、「私の代わりになってくださったのかもしれない」(熊田註;<生存者罪悪感>のこと)まではほんの一歩である(中井久夫『樹をみつめて』みすず書房、2006年、「神谷美恵子さんの「人と読書」をめぐって」より、p.177)


*私も、こういう研究をしたいものです。