日本の宗教界とDV(3)

先日話題にした天理教の「おたすけ(?)」の話は、「みちのとも」2008年10月号に掲載されています。

 再読して思ったのですが、問題の男性信者=心療内科医は、「酒乱のDV夫/心身不調で愚痴をこぼす妻」の関係について、本来なら「喧嘩両成敗」にするべきところだが、診療所に来たのは女性の方だけなので、「ご主人に感謝していますか?」と働きかけ、その結果夫婦関係が改善された、としています。「ご主人」と「喧嘩両成敗」という言葉に、「加害/被害の関係において、中立は、強者の味方をするだけである」という信田さよ子さんの言葉を思い出しました。