2009-08-11から1日間の記事一覧

太宰治または「一度半生まれ」の悲劇

ー「生れて、すみません」(太宰治『二十世紀旗手』初出1937年) ー「私は愛という単一神を信じたく内心つとめていた」(太宰治『満願』初出1938年) 生まれて間もない時期が、その人の基本的信頼感の形成に重要な時期とするエリクソンの理論がある。ただ、…