オープン・ダイアローグと経済

「n対n」の心理療法であるオープン・ダイアローグは、その狙いとするところは、よく理解できます。「1対1の密室カウンセリング」自体が、カトリックの告解の伝統の上に立つ特殊なものだったのでしょう。しかし、先進国では薬価より人件費の方がはるかに高い。それに加えて、日本ではまだ、オープン・ダイアローグは保険適用外。経済的理由から、当面普及は難しいのではないでしょうか。