家族・夫婦の形は? 衆院選当選者、男女で意識差

http://digital.asahi.com/articles/ASGDL41TVGDLUTFK003.html?iref=comtop_pickup_05 より転載
家族・夫婦の形は? 衆院選当選者、男女で意識差


 衆院選の当選者のうち、男性と女性で「家族の形」や「夫婦別姓」をめぐる考え方に差があることが、朝日新聞社東京大学谷口将紀研究室の共同調査でわかった。


朝日・東大谷口研究室共同調査


 候補者への調査から当選者の回答を抽出した。
 図のように、縦軸に家族の形として「シングルマザーやDINKS(共働きで子どものいない夫婦)など多様でよい」(上)か「夫婦と複数の子どもがそろっているのが基本形」(下)かをとった。横軸には夫婦が望む場合は結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」に賛成(右)か反対(左)かをとった。男女別に当選者の散らばり具合をみると、女性は右上、男性は左下に寄った。
 男女別の割合をみると、家族の形で、女性は「シングルマザーやDINKSなど多様でよい」が50%で、「夫婦と複数の子どもがそろっている」の23%を大きく上回った。男性は逆で、24%対44%だった。
 夫婦別姓も、女性は賛成が48%で反対の30%を上回った。男性は賛成が28%で、反対が47%だった。
 政党別にみると、民主、公明、共産の女性で「シングルマザーやDINKS」「夫婦別姓に賛成」が多数を占めた。自民は男女とも「夫婦と複数の子ども」「夫婦別姓に反対」の割合が高いが、女性は男性よりもこれらの割合が低めだった。
 新議員475人のうち回答者は462人(うち女性44人)。回答率は97%だった。


自民党の男性議員には、家父長意識が根強く存在するようです。