新宗教と母性神話
天理教の機関誌『みちのとも』6月号の特集は、「婦人会創立百周年記念第92回総会」です。四代目真柱(=教主)の中山善司さんが、「婦人の主たる役目」を「生み育て」とする「性別特性論」(男女には生まれつき異なる特性があるというイデオロギー)を「お言葉」として伝えていました。天理教における「母性神話」には、まだまだ根強いものがあるようです。天理大学おやさと研究所のフェミニストである金子珠理さんが、天理教における「母性神話」の解体を粘り強く試みている理由がよくわかりました。
「天理教教祖は強い父の夢を見たか?-宗教界と宗教学の共犯関係-」
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20090610