インターセックス差別

 橋本秀雄『男でも女でもない性・完全版ーインターセックス半陰陽)を生きる』(青弓社、2004年)を読了しました。面白かったです。J・ホラーの金字塔『リング』シリーズ(鈴木光司作)で、半陰陽の「貞子」が怪物のように描かれているという指摘は、言われてみればその通りです。鈴木光司さんには専業主夫の経験もあり、自称「マッチョなフェミニスト」なのですが、インターセックス差別からは自由でないようです。そういえば、山岸凉子の少女マンガにも、インターセックスの人間を殺人鬼として描いた『キメィラ』という作品がありました。