「清貧」とは?

 「清貧」とは、カトリックの伝統においては、つらい苦行なのではなく、富を必要に応じて公平に分かち合う「分かち合いの徳」のことです。つまり、この世の富を人類全体で共同使用するために、自分の使用を控えそれを人々に供給することです(『カトリック教会のカテキズム』2833)参照)(日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂委員会『今こそ原発の廃止をー日本のカトリック教会の問いかけ』カトリック中央協議会、2016年、p263)。


*これ、日本では誤解している人が多いと思います。案外、現代日本の若者のカー・シェアリングやシェアリング・ハウスに近い発想かも。