三島由紀夫のDV論

 インテリ男は、「なぐる」ということなど、知識人のすべき所業ではないと思っているが、女性にはもっと原始的な憧憬が隠れていて、男の本当に強烈な精神的愛情のこもった一トなぐりを受けたときに、相手の男らしさをパッと直感するらしい(三島由紀夫『不道徳教育講座』角川文庫、1967年、p116)。


*いくらウーマンリブ以前の文章とはいえ、三島由紀夫のマチズモの本性が出ている文章だと思います。