LGBT、取り上げた教員は1割、「必要」は7割

http://digital.asahi.com/articles/OSK201310260007.html?iref=comkiji_redirect&ref=rss より7割
LGBT、取り上げた教員1割 「必要」は7割


【机美鈴】教員の過半数性同一性障害や同性愛を教える必要を感じているのに、授業で取り上げたのは1割――。そんな実情が宝塚大学看護学部の日高庸晴(やすはる)准教授(社会疫学)による全国の教員約6千人への調査で明らかになった。
 レズビアンやゲイ、性同一性障害などLGBT(性的少数者)に関する教員の意識などを調べようと、協力の得られた自治体で2011〜13年、幼稚園、小中学校、高校の教員らを対象に調査した。
 性同一性障害について「教育現場で教える必要がある」という回答は73%、同性愛も63%に上った。一方でLGBTを授業で取り上げた教員は14%にとどまった。理由は「機会がなかった」(42%)と「よく知らない」(26%)が目立ち、「教科書にない」「教えにくい」も共に19%を占めた(複数回答)。
 「同性愛か異性愛かは本人が選択できる」(39%)との誤解や「同性愛は理解できない」(26%)という本音も表れた。
 政府が昨年見直した自殺総合対策大綱には、LGBTについて「教職員の理解を促進する」と盛り込まれた。日高准教授は「LGBTの子どもはいじめられるケースも多い。教員の理解を深めるため、自治体を挙げての取り組みが必要だ」と話す。


*よい教材の開発が必要でしょう。