本を買ってやってください

 この日記のアクセス数は、昨日おそらく始めて1日600アクセスを超えました。読者がいると励みになるので、ありがたいです。ついでに拙著「男らしさという病?ーポップ・カルチャーの新・男性学」(風媒社、2005年)を購入してやっていただけるとありがたいです。われながらなかなかいい本だと思いますが、いかんせん男性学では売れません。在庫がまだ400部以上あるそうです。
 
 「読売ウィークリー」2006年6月25日号の「カリスマ書店員のオススメ」の本。男性学というと、「妻のパンツを洗えますか」と若い世代には当たり前ことを説教しているか、そもそもフェミニズムに敵対的なものしかなかったが、本書はどちらとも異なり、かつ欧米の理論の直輸入に終わっていない。日本人のさまざまな男性性を丁寧に洗い直す作業から、「忠臣蔵プロジェクトX」的な男性性から抜け出し、バックラッシュ(反フェミニズム)にも収まらない新たな男性性を見いだそうとする熱意が伝わってくる。男性だけでなく、「男らしい人が好き」などと言っている私のような女性たちにも、一読をお勧めしたい好著である(Amazonのレビューより)。